HSPは旅行中に体調不良になりやすい!?その原因と対策を解説
ほかの人よりも旅行中に体調不良になりやすい気がする…
そのせいで旅行が楽しめないことが多いなぁ…
どうしたらいいんだろう?
・騒音や混雑、気温の変化に敏感で、旅行先で具合が悪くなりやすい
・環境の変化でホテルで眠れず、体調を崩しがち
・長時間の移動が体に負担となりやすい
・外食や不規則な食事が原因で胃腸の調子が悪くなる
私も旅行中に体調不良になりやすく、旅行が楽しめなかった経験があります。
この記事では、HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由とその対策を詳しく解説します。
体調不良の原因を知り、対策をすることで、旅行を少しでも楽しめるようにしましょう。
HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由①:環境の変化
HSPは新しい環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすいです。
特に騒音や混雑、気温の変化に敏感で、これが体調不良の原因になりがちです。
旅行前のリサーチと計画づくり
旅行前に観光地やホテルをしっかりリサーチし、自分に合った環境を選ぶことが大切です。
HSPは人混みや騒音が苦手なので、落ち着いた観光地や静かなホテルを選びましょう。
- 観光地選びのポイント
- ①室内観光を中心にする
美術館や博物館など落ち着いた建物内での観光を中心にスケジュールを組むと、騒音の心配がなく、気温や天候の変化の影響を受けにくいです。
②事前予約を活用する
人気の観光地は公式サイトやじゃらん遊び・体験予約、アソビューを使って事前に予約すると、混雑を避けることができます。
- HSP向けのホテルの選び方
- ①睡眠にこだわっているホテルを探す
楽天トラベルやじゃらんnetでホテルを検索したら、各ホテルの紹介ページや部屋の説明文を見て、睡眠にこだわっているというアピールポイントが書いてあるホテルの中から選ぶようにしましょう。
②睡眠に関する口コミを調べる
ホテルの予約サイトやGoogleMapには宿泊者の口コミがたくさん載っているので、睡眠に関する悪い口コミが少ないホテルを選んで、予約するのがおすすめです。
普段使っているものを持って行く
ホテルは普段と違う環境なので、環境の変化に弱いHSPは眠れないことがよくありますよね。
普段使っているものを旅先に持って行くことで、睡眠不足による体調不良を防ぐことができます。
私がよく持って行っているものは
- ルームウェア
- スキンケア・ボディケアグッズ
- シャンプー・コンディショナー
です。
私はチュチュアンナの綿100%のパジャマを愛用しています。
一般的に綿100%のパジャマはデザイン性があまり良くないものが多いですが、チュチュアンナはデザインが可愛いし、安いので気に入っています。
また、無印良品の脇に縫い目のない二重ガーゼパジャマも綿100%素材で、縫い目がなるべく肌に触れないように作られているので、肌触り重視の方にはこちらのほうがおすすめです。
ホテルのシャンプーとリンスや、アメニティで貰えるスキンケアグッズを使うのも良いですが、香料が強くて夜眠る時に匂いが気になったり、肌に合わずにかゆくなって眠れないこともあります。
荷物が増えすぎないように、普段使っているスキンケアやボディケアグッズを小分けの容器に入れて持って行くのがおすすめです。
ホテルで眠るための対策法はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
アプリを活用する
旅行先の天気や混雑状況を予測して対策をとるには、アプリを活用するのがおすすめです。
私は特にこの4つのアプリを愛用しています。
①Yahoo!天気
天気予報アプリで天気と気温をチェックし、服装や持ち物を工夫することで、暑さや寒さ、気温差による体調不良を防ぐことができます。
②頭痛ーる
頭痛が起きやすい人は「頭痛ーる」という頭痛予測アプリで、頭痛が起きそうな時間帯になったら予防薬を飲むのもアリです。
私は気圧の変化が大きいと偏頭痛が起きやすいので、このアプリで頭痛がいつ起きやすいのか確認して、旅行中の予定を柔軟に変更したりしています。
③Googleマップ
Googleマップでは観光地をクリックすると、時間ごとに混雑度合いを表示するグラフがあったり、リアルタイムで混んでいるエリアが地図上に色付けされます。
観光地の混雑度合いを確認したり、スケジュールを立てるのに参考になります。
④Yahoo!乗換案内
Yahoo!乗換案内では、混雑する区間や電車の遅延情報が表示されるので、電車での移動時に混雑状態を知りたい場合におすすめです。
HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由②:移動
長時間の移動は、HSPにとって大きなストレスの原因です。
移動中の騒音や振動、苦手な移動手段、長時間座りっぱなしで体調を崩しやすくなります。
移動時間を短縮する
無理な乗り換えや長時間移動を少なくすることで、体力の消耗や移動中のストレスを減らすことができます。
なるべく移動時間が短い便や直行便を選びましょう。
ヨーロッパに行く時など直行便で座っている時間が長すぎてしんどい場合は、アジア圏や中東で乗り換えて、乗り換え時間に休憩したり、空港内を歩くのもいいと思います。
自分の好みに合わせた移動方法を選ぶようにしましょう。
苦手な移動手段は避ける
乗り物の中で苦手な交通手段や、不安を感じやすい席がある場合は避けるようにしましょう。
観光地が島や山の中ではない限り、主要な観光地に行く方法はいくつかあるので、その中から精神的に負担の少ないものを選ぶといいと思います。
快適グッズを活用
長時間の移動中、疲労を軽減するために、下記の5つの快適グッズなどを使うと疲れが軽減されるので、おすすめです。
①耳栓
私はLoop Experience Plus イヤプラグを愛用しています。
普通の耳栓は色が派手な物が多く、髪の毛の隙間から少しでも見えると、耳栓をしているのがわかりますが、これはイヤリングのような見た目なので、髪の隙間から見えてもオシャレです。
②ノイズキャンセリングイヤホン
電車や飛行機、バスの走行音はノイズキャンセリングイヤホンをすると、かなり軽減されます。
イヤホンで音楽を流さなくても、ノイズキャンセリング機能をONにするだけで騒音が軽減されるので、私は旅行の移動中に耳栓代わりに使うことのほうが多いです。
私が使っているノイズキャンセリング機能付きのイヤホンはAnker Soundcore Liberty 4 NCです。
ノイズキャンセリングモードに加えて、設定で乗り物に乗っているときの騒音を軽減するモードにすると、本当に走行音が聞こえにくくなるのでおすすめです。
③首枕
DAISOの「手動プレス式ネックピロー」は口を付けて膨らませる必要がなく、手で押すだけでいいので、長距離フライトの時に持って行っています。
④アイマスク
蒸気でホットアイマスクは目元が温まってリラックスできるので、飛行機の中で寝たい時に使っています。
⑤着圧ソックス
長距離フライトや高速バスで足がむくんで痛くなるのを予防するには、着圧ソックスがおすすめです。
私はいつもメディキュットを使っています。
体を動かしてリラックスする
長時間の移動中でも適度に体を動かし、身体をリラックスさせることが重要です。
乗り換え時間がある場合は少し散歩して、足を動かすことを意識してみましょう。
また、新幹線や飛行機での移動中には、通路を歩くのもいいと思います。
通路を歩きやすいように、通路側の席を予約するのもおすすめです。
HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由③:食事
旅行中は外食が続き、栄養が偏った食事になりやすいため、体調不良が起きやすいです。
また、食事の時間や量も普段とは違い、胃腸の調子が悪くなるという人は多いのではないでしょうか。
体調を崩しやすい食品は避ける
体調を崩しやすいとわかっている食べ物を避けるのは、体調不良の原因を減らす一番の方法です。
主に、体調を崩しやすい食べ物は
- 生もの
- アレルギーが出る食べ物
- 自分と相性の悪い食べ物
の3つです。
①生もの
食あたりの原因となる生魚や生肉は、なるべく避けることをおすすめします。
海外旅行で食あたりになって、トイレから出られなかったという話も聞きます。
どうしても食べたいという時を除いて、体調を第一に考えるなら、体調を崩すリスクの高い食べ物は食べないようにしましょう。
②アレルギーが出る食べ物
アレルギーが出る食べ物が含まれていないか確認することも大切です。
海外旅行に行く前には、アレルギーのある食材が含まれているか確認するフレーズを調べていくのも効果的です。
③自分と相性の悪い食べ物
一般的に体調を崩しやすい食べ物だけでなく、自分にとってなぜか体調を崩しやすい食べ物はありませんか?
私はカフェインや牛乳を飲むと胃腸の調子が悪くなることが多く、旅行中に食事のセットメニューでコーヒーや紅茶を選ぶと食後に胃が気持ち悪くなり、数時間後におなかの調子を崩すことが多いです。
体調を崩す理由がわからなくても、食べると体調を崩しやすい食べ物は避けたほうがいいでしょう。
消化に良さそうな食事を選ぶ
旅行中の食事は、胃腸に負担をかけないように、消化に良いものを選びましょう。
外食では味の濃いものやこってりしたものが多いですが、そういった食事が続くと胃もたれしやすいので、食欲のままに選ぶよりも消化に良さそうなものを食べるのがおすすめです。
また、海外旅行ではその土地ならではの食べ物を食べることが多いと思いますが、新しい食べ物は胃が慣れないことが多いので、食べすぎには注意です。
非常食を持って行く
旅行中、公共交通機関が遅延や欠航、運行中に緊急停止したことはありませんか?
中々食事を食べることができず、空腹が原因で体調不良になってしまいますよね。
そういった時のために、非常食を持っていると安心です。
ちなみに私は空腹時間が長すぎると、胃に強い痛みを感じてしまいます。
おすすめの非常食は3つあります。
①えいようかん
- 荷物で押しつぶされて、形が変わっても食べられる
- おやつとしても気軽に食べられる
- 小さいのでかさばらないし、荷物が重くならない
- 災害時の非常食向けのようかんなので、かなり日持ちがする
②カロリーメイト
カロリーメイトは固形、ゼリー、リキッドの3種類がありますが、固形もしくはゼリータイプがおすすめです。
- 固形タイプ
- ・海外旅行で飛行機に乗る際に、液体の持ち込み制限があるので、固形タイプが便利
・ただし、持ち運ぶと形が崩れやすく、長時間の持ち運びには不向き
- ゼリータイプ
- ・口の中の水分を奪わないので飲みやすい
・手軽にエネルギーが補給でき、飛行機移動以外でおすすめ
・海外旅行では機内預け手荷物に入れると良い
③飲み物
- ペットボトルでしっかりと蓋を閉められる飲み物が便利
- 途中で飲みかけになっても、こぼれる心配がない
このように非常食を持って移動することで、空腹による体調不良を減らすことができます。
サプリメントの活用
旅行中の食事は栄養が偏りやすいので、サプリメントを飲んで、栄養バランスを整えるのも一つの手です。
私は毎回旅行先に個包装になったサプリメントを持って行き、飲んでいます。
旅行先で体調不良になった場合の対処法
旅行中の体調不良対策をしっかりしていても、体調を崩してしまうこともあります。
そういった時のために、旅先に普段飲んでいる薬を持って行ったり、旅行先でも医療機関を受診できるような準備をしておきましょう。
薬を飲む
旅行先で体調不良になってしまったけれど、病院に行くほどではないということが一番多いと思います。
そういった時のために、普段飲んでいる薬を少し旅行先にも持って行くようにしましょう。
手元に薬がない場合は、ドラッグストアで薬剤師さんに相談して市販の薬を購入するのも一つの方法です。
医療機関を受診する
具合が悪すぎる時は、重症化する前に医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診する時に困らないように、
- 保険証もしくはマイナンバーカード
- お薬手帳
- 現金
- キャッシュカード
を旅行先には必ず持って行きましょう。
また、海外旅行の場合は海外旅行保険に必ず加入し、補償内容や緊急連絡先を確認するのも忘れないでくださいね。
まとめ
この記事では、HSPが旅行中に体調不良になりやすい原因と対策を紹介しました。
- HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由①:環境の変化
- ・旅行前に観光地やホテルをしっかりリサーチし、自分に合ったものを選ぶ
・普段使っているスキンケア・ボディケア用品を持って行く
・アプリを活用して天気や混雑をチェックする
- HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由②:移動
- ・移動時間を短くし、苦手な移動手段は避ける
・快適グッズを使う
・適度に体を動かし、身体をリラックスさせる
- HSPが旅行中に体調不良になりやすい理由③:食事
- ・体調を崩しやすい食べ物は避ける
・消化に良さそうな食事を選ぶ
・非常食を持って行く
・サプリメントを活用する
- 旅行先で体調不良になった場合の対処法
- ・薬を飲む
・医療機関を受診する
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
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